とぴっくす~厚労省、「青少年雇用対策基本方針」を策定~
キャリア自律支援を柱の一つに
厚労省は、令和3年度から5年間の若年者雇用施策の方向性を示す「青少年雇用対策基本方針」を策定しました。
令和元年9月から令和2年10月にかけて開催された「今後の若年者雇用に関する研究会」報告に基づいて見直しが図られたもので、今回の改定では「キャリア自立に向けた支援」が施策の柱の一つに位置づけられています。
主な改正点として、「就職後の職場適応・職場定着のための支援」では、長期的・安定的に職業人生を歩めることが大切だとして、職場情報総合サイトや職業情報提供サイト(日本版O-NET)などを通じて職場・職業情報の見える化の促進、入職後早期におけるキャリアコンサルティングの実施、新卒応援ハローワークにおける職業相談の実施などにより、青少年のキャリア自律に向けた支援を行うとしています。
また、「職業人生を通じたキャリア形成支援」では、青少年の主体的なキャリア形成を促進するため、キャリア形成サポートセンターやオンラインの活用によるキャリアコンサルティングをより身近に受けられる環境の設備、企業内で定期的にキャリアコンサルティングを受ける仕組み(セルフ・キャリアドック)の導入などにより、キャリア形成支援の機会の拡充に努めるとしています。