社労用語を解説~介護離職~
介護離職とは?
家族などの介護を理由とする退職を「介護離職」と言います。「団塊の世代」を親に持つ社員が介護のために退職するケースが増えており、離職者は年間10万人とも言われています。
介護離職の現状と課題
家族介護は、育児とは異なり突発的に発生し、しかも介護に要する期間などの見通しがつきにくいため、仕事との両立が難しいとされています。介護離職者の多くは働き盛り世代であり、会社では管理職として重責を担う立場の人も多く、介護離職は経営リスクの一つになっています。
国も「介護離職ゼロ」を掲げ、介護の受け皿となるサービスの整備に取り組むとしていますが、介護職の人手不足などが大きな課題となっています。