イベントのDX化が加速する中、主催者にとって最も重要なのは「自社の目的とリソースに合ったシステム選び」です。今回は、主要3社の比較表をベースに、運用現場やコスト、ユーザー体験の視点から選定のポイントを解説します。
1. ひと目でわかる!イベント管理システム比較まとめ表
各社の特徴を横並びで比較しました。自社の優先順位と照らし合わせてみてください。
| 比較項目 | スマイルトラッキング | A社 中~大規模イベント | B社 大規模イベント |
| 基本料金 (税別) | 1イベントあたり 250,000円〜400,000円 (年間利用なら月額5万円〜) | 月額 80,000円〜 (最小設定100名まで。100名以上は従量課金) | 年額 約4,800,000円 (月額換算40万円相当) |
| アプリDLの要否 | 不要 (ブラウザで完結) | 必要 (専用アプリ) | 必要 (イベント公式アプリ) |
| 出展者QR読み取り | あり 出展者スマホで読取可(CSVでダウンロード) | 一部あり (ブース別アンケート可) | あり (名刺交換・データ管理) |
| 主な特徴 | 現場の声を反映した参加証の自動印刷やメール一斉送信が強み。 | シンプルな操作性で、スタッフ教育も15分で完了する。 | サイト制作からCRM連携までオールインワンのDXを実現。 |
| 無料試用 | ー | 1ヶ月のトライアルあり | ー |
2. 選定を左右する3つの重要視点
比較表のデータから、特に注目すべき「選び方」のポイントを3つに絞って解説します。
① 「アプリ不要」が現場の機動力を高める
スマイルトラッキングのように、専用アプリや端末を一切必要としないブラウザ完結型のシステムは、急なスタッフ増員や出展者への負担を最小限に抑えたい現場に最適です。 不特定多数のスタッフが関わるイベントでは、アプリのインストールや設定の時間を省けることが、運営の「気軽さ」とスムーズな開始に直結します。
② 「コストと規模」の最適なバランス
予算とイベントの目的に応じて、投資すべきポイントを見極めましょう。
• 大規模・多機能体験重視: ライブ配信、マッチング、独自のイベントアプリ構築などを求めるなら、B社のようなエンタープライズ向けプラットフォームが有力な候補となります。
③ 参加者のハードルを下げる「使いやすさ」
一般消費者や学生、高齢者が参加するイベントでは、申込時のストレスをいかに減らすかが集客の鍵です。例えば受付の管理ができる イーべ!はアカウント登録不要で申し込めるため、自治体のイベントや学園祭などで、参加のハードルを下げ、離脱を防ぐために非常に有効な選択肢となります。
自分たちの「目的地」に合った道を選ぼう
このように、「何を最も優先するか(コスト・多機能・運用の手軽さ)」によって、選ぶべきシステムは明確に分かれます。
この比較表は、いわば「イベント運営の地図」のようなものです。現在地(予算やリソース)と目的地(実現したいイベントの形)を照らし合わせることで、どの道(システム)を進むのが最短ルートなのかを判断する材料になります。
自社のイベントが、手軽な「街歩き」なのか、それとも本格的な「登山」なのか。その目的に最適な装備(システム)を整えることが、イベント成功への第一歩です。